気軽な人脈づくりのつもりで出かけたら…

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先日、友人のMさんからお誘いを受け、”Live Your WHY – Free Professional Women’s Happy Hour!” と題された会に参加した。MさんはFintechを専門とし、JPモルガン、マイクロソフトなどでの勤務経験を経て、現在は自身が立ち上げたFintechのスタートアップ、 knomeeのCEOをしている。

Mさんと私は、もともと同じ小学校に通う子供を持つ母親同士として知り合い、家族ぐるみで仲良くさせてもらっている大切な友人。今回のイベントは仕事がらみということで、プライベートで会う時のように携帯からのテキストではなく、Linkedinのメッセージで案内が届いた。

案内には”FREE Wine and Cheese Happy Hour!”とあったので、ワイン好きな私は勝手に「ワインを飲みながら、いろんな人と知り合ってネットワーキングするのも楽しいかも!」と思い、二つ返事で参加の返信。

そしてイベント当日。いざ会場に入ると、しっかりと机がコの字形式のレイアウトにセットされており、気楽な感じでワインを片手に、立って話をしながら知り合いを作ろうと考えていた私の目論見は見事に外れたのであった。。。

「うっ、まずい。これはもしかするとかなりディープな討論方式の会合か?」と思ったら、まさにそのとおり(涙)。約10名の参加者は皆、着席して、CEOであるMさんからの質問に対して自分の意見を述べ、それをknomeeのスタッフ3名が熱心にメモをとり、自社のアプリ開発に役立てようとしている様子であった。

そういえば会場に足を踏み入れた時に、男性が1名おり、「あれっ、これは女性の会のはずなのに、なぜ男性が???」と思ったら、彼はknomeeのCo-Founderかつエンジニアでした。納得。

このような会に参加して真っ先に思うのは、本当に参加者がよく自分の意見を言うということ。例えば、何か質問を投げかけられて、”Any volunteer?” と訊かれると、大体誰かが積極的に答える。同じ状況でシーンとなってしまう日本とは大違い。

アメリカに来て以来、意見を言わないのはそこにいないも同然と解釈されると痛感している私は、日の丸を背負った日本人として「絶対に何か自分の意見を言わねば!」という使命感のようなものを感じ、必死に頑張りました!

時々、自分の言ったことに対して質問された英語がわからず (悲)、「どういうこと?」と聞き返すこともあったけれど、ここは移民大国、アメリカ。英語が多少不自由でも、皆、寛大です。(→多様性溢れるカリフォルニア州だからかもしれませんが)

イベントが終わり、その日の出来事を夫に話すと大爆笑!「そんなことだろうと思った」とのこと。まさに”Stepping out of my comfort zone.”を経験した、忘れられぬ1日となったのでした。

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