ピザはピザでも・・・

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本日のランチは近くのモールにあるピザ屋さんでテイクアウトしたピザ&サラダ。これは息子が通う高校の音楽のクラスでファンドレイズ(fundraising:資金集め)の一環として、本日に限り学校指定のピザ屋さんで購入した代金の20%がレストランから学校に寄付されるので、わずかばかりながら協力できればと思い、今朝ネットで注文を入れてテイクアウトした。

注文方法はいたって簡単。普通にお店のウェブサイトで欲しいメニューを選び、会計の際に指定のコードを入れると、それが学校のファンドレイズ用だということが表示される。購入者が支払うのは定価どおりだが、売上の20%が学校に寄付されることがわかっているので、同じピザを食べるにしても少しでも子供たちの役に立てたような気がして気分が良い。

店内で食べたり、ケータリングサービスで利用した場合も「ファンドレイズ」用だということを店に伝えれば、同じように代金の20%が学校に寄付される。こうして集められたお金は楽器の購入や修理代など、授業を充実させるために利用される。

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テイクアウトしたピザとサラダ(パンは無料でついてきた)

アメリカの学校では寄付のお願いやファンドレイズが盛んだ。年間を通して学校から子供たちの部活動や授業を充実させるための寄附のお願いの電話やメールが届く。息子の高校の場合、部活動に1つ参加するにつき、1人$80の寄付、選択科目である音楽の授業(息子はバンドでトランペットを吹いている)では$75〜$125の寄付を求められる。($125寄付した場合は通常$10の入場料が取られる有料コンサートのチケットが4枚無料で配布される)

あくまでも寄付なので、どれぐらいの人が実際に寄付しているのかはわからないが、我が家はできる範囲で毎年部活動と音楽の授業、その他の学校のプログラムをサポートするための寄付をしている。アメリカの公立高校は授業料が無料なので、子供たちのためにお金を出せる人は出すし、逆に全く負担なしで高校を卒業することもできる。さらに昨今の経済事情を反映して、私達の住む地域のコミュニティカレッジ(Community College:日本の短大に相当)の授業料も来年から無料化されることが決まった(*年収制限あり)

コミュニティカレッジは地域住民のための学校なので、基本的に授業料はかなり割安なのであるが、この決定により公立学校であれば小学校から短大まで一切学費の負担なく卒業することも可能になったわけだ。この辺りは貧富の差が激しいと言われるアメリカでも、きちんと弱者への救済措置は取られていると感じる。

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