灼熱のLabor Day Weekend(2)

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一家で石像のごとくじっと動かない省エネスタイルで何とか灼熱の2日間をやり過ごし、待ちに待った3連休明けの火曜日。ここで日本なら朝一に業者が修理に駆けつけてくれるところだろうが、NO、NO、NO、ここはアメリカ。そんなに人生甘くない。

まずはアプリで修理依頼を出しておいた不動産屋からの連絡を待つ。10時過ぎに不動産屋の担当者から「XXXXX Electric という会社に修理依頼を出しておいたから、そちらからの連絡を待つように」とのメールが届いた。

昼近くまで業者からの連絡を待ったが、一向に私の携帯は鳴らない(→想定内)再度、不動産屋の担当者に「まだ業者からの連絡がないので、もう一度催促して欲しい」とメールした。約30分後に「業者に催促しておいた。修理依頼はきちんと受け付けられてるとの確認をとったけれど、みんなホリデーから戻ってきたばかりだから、もう少し待つように」との返信。ホリデーといえば何でも許されると思っているし、実際許されてしまっている気がする。

ここで大人しくじっと待っていてはいけないのがアメリカ。待っていたら、おそらく電話はかかってこないからだ。午後2時まで待ったが、やはり業者からの連絡がないので、またもや不動産屋に「こちらから業者に連絡を取るので、業者の電話番号を教えてほしい」と連絡した。まもなく不動産屋から業者の電話番号を知らせるメールが届いたので、速攻電話をかけた。

2コールほどで修理業者が応答。「あのー、不動産屋から電気修理の依頼が入っていると思うんですけど」と私。「XXXXX(我が家の住所)の住人か?」と修理業者。「そう。日曜日から停電してて困っているのですが、いつ来れますか?」と尋ねると、「明日(水)の8:30-11:30に行く」との応答。「今日中に来れないかしら?」と聞いてみたが、「無理」とのこと。これも想定内。むしろ「よかったー。明日来てもらえる。上出来、上出来!」という喜びの方が強かったぐらいだ。ちなみに夫も私と同じ反応であった。

しかし、過去に別の業者ではあるが、何度か約束をすっぽかされた経験のある私。当日まで油断は禁物だ。(たぶん私に限らずアメリカに住んでいる人は約束の日時に現れない業者にやきもきしたことが一度はあるはずだ)

そして待ちに待った約束の日。無事に修理のおじさん(→ほぼ同年代と思われる)が現れた。早速ガレージ内にあるブレーカーを点検してくれたが、問題はそこではなく、家の外に取り付けのメインのブレーカーが壊れているとのことであった。旧式のブレーカーのため、あいにく手元に交換できる物がなく、サンフランシスコ市内まで商品を買いに行って、再び戻ってこなくてはいけないとのこと。

これまでの経験でいくと、こういう場合、業者は面倒くさがって「部品が手に入ったらまた連絡する」と言って帰ってしまい、数週間連絡がないということも珍しくない。一瞬絶望しかけたが、とても親切なおじさんで交通渋滞で往復で1時間近くかかる中、商品を買って戻ってきてくれ、無事にブレーカー交換終了。ようやく家中の電気が戻り、すべての電化製品とエアコンが復活した。修理のおじさん、暑い中、本当にどうもありがとうございました!!

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