ようやく一時帰国!

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6月下旬から約3週間、2年半ぶりに日本に一時帰国した。出発を控えた2週間半前になんと夫がコロナ陽性となるアクシデントに見舞われ、これはもう終わった・・・と一瞬思ったが、11日間に及ぶ自宅内完全隔離が功を奏し、見事家族の誰にもコロナが移ることなく、無事に帰国することができた。隔離期間中、夫は文字どおり1歩も部屋の外に出ることなく、食事は3食とも使い捨て容器で、マスクと手袋で厳重装備をした私が部屋に届けた。隔離部屋がバス、トイレ付きで本当によかった・・・。

今回の帰国の目的は、大きく分けると2つ。1つ目は80代の義父と夫と息子の3人で3世代ゴルフをして、高齢の義父に孫とのよい思い出を作ってもらうこと。2つ目は私の実家に長らく預けていた我が家の荷物の整理をすることであった。これは元々駐在でアメリカに来た当初は夫の勤務先の手配で日本で使っていた家具などを倉庫に預けていたのだが、夫が退職するにあたり、倉庫から自己負担で預けていた荷物を別の場所に移動するように言われたので、私の実家に預かってもらっていたのだ。

アメリカに来る時はいずれは日本に戻ると思っていたので、ダイニングテーブルなどの家具類や子供たちの思い出の品は全て倉庫に預けていた。ところが夫が勤務先を退職し、アメリカで生きていくと決心した我が家にとって日本で使っていた家具類はもはや不要。実家の母に仲介を頼んで、使えそうな家具は欲しい人に引き取っていただいた。問題は子供たちが幼稚園や小学校で作った思い出の品。母では判断できないのものが大きな段ボール箱に6箱あるというので、どうしても私が実家に赴き、処分するもの、しないものを判断する必要があった。

実家で目にした思い出の品は、アメリカにいる間はすっかり忘れていたけれども、子供たちの成長を感じる懐かしい品々のオンパレードだった。スペースがあれば全部取っておきたいところだけれど、これらの品々はアメリカに住んでいる間はすっかり忘れていたものばかり。いずれは処分しなくてはいけないものなのだと自分に言い聞かせ、心を鬼にしてどうしても捨てられない物だけを段ボール1箱にまとめた。捨てると決心した物の中には、私の小、中、高校、大学の卒業アルバムも含まれていたため、母が「これ、本当に捨てちゃうの?」と慌てていたが、そもそもアメリカに7年間滞在中に一度たりとも思い起こすことのなかった物である。どのみち人間である以上いずれ私は死ぬのだから、アメリカ滞在中によぎりもしなかった物をいつまでも持っている必要はないと考え、廃棄の決意をした。

久しぶりの日本だったので、今回の旅行は東京、千葉、札幌、福島、京都の5カ所を巡る盛りだくさんの日程。久しぶりの日本は予想どおり暑くて、ときどき私自身はバテたことは否めないけれど、概ね家族4名皆健康で楽しいひと時を過ごせたことに感謝している。

猛暑の中、義父との3世代ゴルフはどうなることやらと心配していたが、幸いプレー当日は曇りで暑過ぎず、80代の義父も18ホールを無事にプレーし終え、夜は義両親&我が家で京都で美味しいお寿司を堪能しながら、夫の50歳の誕生日を一緒に祝うことができた。「父親に孫との良い思い出を作ってあげられたことが本当に嬉しい。いい親孝行ができた」と喜ぶ夫の姿を見て、私もとても嬉しかった。

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夫の念願だった義父との3世代ゴルフがついに実現!
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70代の私の両親も3世代ゴルフを満喫!

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