ホームパーティーはたくさん開きました

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BBQグリル購入

当時アメリカには家族や親戚はおろか、親しい友人もいなかった私達一家は人間関係を一から構築していく必要があった。幸い日本人のお友達は現地校や補習校を通してすぐにできたが、せっかくアメリカに来たのだから是非ともアメリカ人の友人をたくさん作りたいと思い、考えついた方法が現地の人を家に招くことであった。この時活躍したのがBBQグリル。アメリカにいる間はアメリカっぽいことをしようと夫の提案で購入した。これは大正解の買い物であった。

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BBQグリルが大活躍!

とにかく自分から招待

招いた人たちは主に息子のゴルフコーチ達と、子供達の学校の友達のファミリーである。息子はこちらに来て割とすぐにゴルフを習い始め、週に2、3回ゴルフのレッスン&練習に通っていた。言葉の問題があったため、私も毎回息子に付き添ってレッスンを見学していた関係で、自然とコーチ達と世間話をするようになり、とても仲良くなることができた。今、思い起こすと当時はコーチ達に我が家に起きた出来事(*全然ゴルフと関係ない)を何でも話していたなと思う。コーチ達も日本から来たばかりの私たち一家の事情をよくわかってくれ、ゴルフ以外の相談にもよく乗ってくれた。アメリカ人の考え方、アメリカにはよく見られる複雑な家庭事情などもゴルフコーチ達から学んだと言っても過言ではない。優しくて温かく、ユーモア溢れるコーチ達に出会えたことは本当にラッキーだった。

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息子のゴルフコーチの1人、Jと

突然の訪問者

子供達の友人一家とは主に学校の下校時に子供を教室の前で待っている間、または学校でのイベントを通して知り合った。変わったところでは、ある晩我が家のインターフォンが鳴り、応対に出たところ、ガールスカウトクッキー(Girl Scout Cookies)を売りに来た母娘がいた。当時1箱5ドル。「おっ、アメリカっぽい!」と心躍らせた私がふと横を見るとモジモジしている息子がいた。クッキーを売りにきた女の子(Mちゃん)を見ると、そちらも同じようにモジモジしながら、はにかんだ表情で息子を見ている。「えっ、2人とも知り合いなの?」と聞くとクラスメートだと言う。なんたる偶然!すっかり相手のお母さんとも打ち解け、そのお母さん(Mさん)が「ぜひ連絡先を交換して仲良くしましょう」と言ってくれた。そのMさん一家ももちろん後日BBQパーティーに招待し、家族ぐるみで仲良くなることができた。実はこのMさんはかなりのキャリアウーマンで現在はマイクロソフト社の幹部をしている(アメリカ人らしく転職は日常茶飯事のことなので、当時は別の会社に勤務していた)

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招待したのは主に子供達の友人一家
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一緒にご飯を食べることで、ぐっと距離が縮まった

パーティーで縮まる距離

シリコンバレーという土地柄、子供達の友人のご両親はエリートである確率が高い。アップル(Apple)のシニアエンジニアを父に持つPくん(母親のJさんは当時は専業主婦だったが、現在は同じくエンジニアとして仕事復帰している)、急成長ソフトウェアベンチャー企業のVPの父&歯科医師の母を持つEくん、医師の父&専業主婦の母を持つBくん、会社経営者の父&専業主婦の母を持つJくんなどなど、経済的に恵まれた子供達が多いのは事実である。ただしこういった事情は最初は知る由もなく、BBQパーティーに招待して親しくなったことにより、後々知ることとなった。

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2017年4月から約3年半暮らした2軒目の家でも変わらずよくパーティーをした
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コロナで人との交流が以前のようにはいかない現在、とても貴重な思い出
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息子のゴルフコーチ達&ファミリーと

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