アメリカに「前へならえ」はない

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ボランティアするのに指紋採取を求められる!?

社会科見学の付き添いのボランティアも、いつもとは違った体験に笑顔を見せる子供たちの姿を見ることができて楽しかった。校外学習の時には大体クラスで5名程度の親のボランティアが募集された。約30名いる生徒を6つのグループに分け、1グループは担任の先生、その他5グループにそれぞれボランティアが1人ずつ割り当てられ、子供たちの様子を見守る。

2016年5月にはカリフォルニア州フェルトン(Felton)にあるROARING CAMPに出かけた。ここではアメリカの1840年代の生活を体験できる。この時、事前にボランティア希望の親は学校にLIVE SCANという指紋採取の書類提出を求められた。指紋採取にかかる費用(当時52ドル)は自己負担である。子供に長時間接することになるので、過去に犯罪歴等がないかを確認するためである。移民の国、アメリカ。このあたりは徹底している。LIVE SCANは学校の近くのUPS(United Parcel Service : アメリカの宅配業者)で受けられたので、早速出向いて手続きを済ませた。係の人が私の両手の指を1本ずつ専用の機械に押し付けて(この間されるがまま)、指紋を取る。5分程度で終了した。

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事前に小学校に提出したLIVE SCAN(指紋採取)の書類
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私の担当グループはThe Golden Minersで息子も同じグループ(親子は同じグループにしてくれる)

子供たちは自由気ままに動きます

当日は学校からボランティアの親も子供たちと一緒にスクールバスに乗って現地へ。着いてからは先生に「あとは頼んだ!」とばかりに完全に自分のグループの子供たちのお世話を任された。これが日本だと、まずは全員並んで「前へならえ!」をして、お行儀よく整列して移動するところだが、アメリカにそんなものはない。みんな自由にチョロチョロと思うがままに動くので、結構目が離せない。これは確かに親のボランティアが必要だと実感した。オリンピックの時に日本の選手団はピシッと整列して入場するのに比べて、アメリカの選手団は「整列って何ですか?」とばかりに思い思いのペースで仲間と談笑しながら入場してくる理由がよくわかった。

社会科見学の参加は自由

このROARING CAMPへの校外学習の費用は生徒1人当たり75ドルで、学校から事前に参加したい生徒は現金もしくは小切手で支払いをするように案内が来た。「参加は個人の自由とは言っても、全員来るでしょ」と思っていたところ、当日面倒を見ていた子供たちが「今日Cくんは来たくないから来ないんだって」と話しているのを耳にした。少なくとも1名は不参加だったらしい。これもアメリカ。個人の意思が尊重される。

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当日の様子
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積極的に質問します
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インテル社への社会科見学にも行きました。仲良しのNくんと作業

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