誰もが運転が得意なわけではありません

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ゴールド免許と言っても…

日本でほとんど運転しなかった私はキラキラのゴールド免許取得者。いつも思うのであるが、ゴールド免許証を持っているからと言って運転が上手いとは限らない。ただ単に運転しないから、違反や事故と無縁でいられる私のような人間も少なくはないと思っている。

客観的に見て私は方向音痴で運転が下手である。センスがないと自分でも思う。本当は運転をしなくて済むならしたくないけれど、それではアメリカで生活が成り立たないので頑張って運転している。フリーウェイ(freeway:無料の高速道路)で本来降りたい場所で降りることができず(車線変更がうまくできなかった)、次の出口まで言ってしまったことも数知れない。そんな感じなので、初めて行く場所は途中で道を間違えても約束時間に間に合うように、十分時間に余裕を持って出かけることを鉄則としている。

来世はぜひ

そんなデンジャラスドライバーである私が最も苦手とするのが、誰かを自分の車に乗せること。さすがに家族を乗せることには慣れたが、赤の他人を乗せるなんて、すなわちその人の命をお預かりするなんて恐ろしくてできない。でもカープール(carpool:何人かが1台の車に乗り合わせること)をよくするアメリカでは、結構気軽に他人の子供を乗せる。特に子供の部活動などでどこかに連れていく場合など、親同士で持ち回りでカープールで子供の送迎をすることも多い。そうすることで親は毎回の送迎から解放され、時間を有効的に使うことができる。

フルタイムで働いていたり、他に兄弟がいたりすると、どうしても自分では送迎ができないことが出てくるので、そんな時は誰かにカープールをお願いする。我が家の子供たちも他所の親御さんにお世話になったこともあるし、私も時々頼まれるが、実はその度に生きた心地がしない。とにかくお役に立ちたい一心で何とか引き受けるのだが、その場合当日までにまずは自分1人で目的地まで行って予行練習をする(これ大事)。こうすることでどの車線に入ればスムーズに目的地に辿り着けるかを事前に頭に叩き込んでおくのだ。先日も高校生の息子の友人からカープールを頼まれ涼しい顔をして無事に送り届けたが、実は脇汗びっしょり。あー、何事もなくてよかった!次に生まれ変わる時は(現世は諦めた)、ぜひとも運転が得意な人間でありたいと思う。

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