どこに住むか?
まずは日本から調査開始
夫のサンフランシスコ転勤の内示が出たのが2015年2月。夫は4月1日付でサンフランシスコオフィスに着任することになるため、早速日本から住まい探しを始めた。親の都合で海外に連れていかれる子供に、少しでもアメリカに来てよかったと思ってもらえたらいいなと思い、できるだけ子供にとってベストな環境を与えられるようにインターネット、現地の不動産屋の情報、実際にシリコンバレーに住んでいる(もしくは住んでいた)友人、知人から様々な情報を仕入れた。
住みたい地域が定まってきた
得られた情報を整理した結果、我が家にとってはサンフランシスコ市内ではなく、郊外に住むのが理想的という意見で夫婦一致。サンフランシスコ空港から少し南に下った住宅地周辺を中心に家探しをすることになった。候補に上がったのはミルブレー(Millbrae)、バーリンゲーム(Burlingame)、フォスターシティ(Foster City)、ベルモント(Belmont)の4地域。それらの地域に住んだ場合に中学生の娘、小学生の息子が通学することになる学校についてはGreatSchools https://www.greatschools.org/などを利用して調べた。
調べてみてわかったことは、地域によって生徒の人種構成もかなり異なるということ。ミルブレー、フォスターシティはアジア系が多く、バーリンゲーム、ベルモントは白人の割合が多い。ESL(English as a Second Language:英語が母国語ではない生徒向けの授業)も学校によって充実度が変わってくるようだった。
子供たちは英語が話せない!
我が家は日本で子供たちに特別な英語教育はしておらず、当時日本で中学2年生だった娘は中学に入ってから英語を学び始めたばかり。小学校4年生の息子に至ってはローマ字を学んだぐらいで、英語の文章など言えるわけもないといった英語力だったので、いきなり言葉の通じない環境に置かれることはかなりのストレスとなるであろうことは容易に想像できた。やっぱり日本人の生徒が多少いる学校の方が安心できて、馴染みやすいのではないか?いや、最初は辛い思いをしてもあまり日本人のいない学校に入れた方が英語の伸びは早くてよいのではないかなどさまざまな思いが逡巡した。