CES Foundryとは何か ― CES 2026で始まる、AIと量子技術に特化した新プログラム

CES 2026で新たにスタートする CES Foundry(シーイーエス・ファウンドリー) は、AI(人工知能)と量子技術(Quantum)を中心テーマとした専門プログラムです。
CESがこれまで培ってきた展示中心の構成から一歩踏み込み、議論・実演・ネットワーキングを統合した場として設計されています。
本記事では、CES公式情報をもとに、CES Foundryの概要と特徴を簡潔に解説します。
CES Foundryの概要
CES Foundryは、CES 2026(2026年1月6日〜9日開催予定)期間中に実施される特別企画です。
- 開催日程:2026年1月7日〜8日
- 会場:Fontainebleau Las Vegas
- 主なテーマ:AI(人工知能)、量子技術(Quantum)
なお、CES 2026は本記事執筆時点(2025年12月17日)では開催前のため、内容はすべて公式に発表されている予定情報に基づいています。
< 出典・参考リンク >
・CES Foundry 公式ページ
https://www.ces.tech/explore-ces/ces-foundry/
・Consumer Technology Association(CTA)
CES Foundryの特徴
1. AIと量子技術に特化
CES Foundryは、数あるCESプログラムの中でも、AIと量子技術を明確に主軸に据えた点が最大の特徴です。
ブロックチェーンなどの関連技術にも触れられますが、全体の焦点はAI・量子に置かれています。
2. 2つのステージ構成
CES Foundryでは、以下の2つのステージが設けられます。
- Breakthrough Stage
AI・量子技術の将来像、社会・産業への影響、倫理やセキュリティなどを扱う戦略的な議論の場。 - Discovery Stage
技術デモや具体的なユースケースを通じて、実装・活用の現実解を探る実践的なステージ。
思想と実装の両面を扱う構成になっています。
3. デモ展示とネットワーキング
ステージプログラムに加え、AI・量子技術のデモンストレーション展示や、参加者同士の交流を目的とした「CES Foundry Celebration」(公式ネットワーキングイベント)も予定されています。
4. 主催・スポンサー
CES Foundryは、CESの主催団体である Consumer Technology Association(CTA) が運営します。
スポンサーとしては、IBM、JobsOhio、Vector などが公式に発表されています。
CES Foundryの位置づけ
CES Foundryは、CES公式が「大胆な新コミュニティ」と表現する新しい取り組みです。
AIや量子といった基盤技術が社会実装フェーズに入りつつある中で、単なる展示ではなく、実装・連携・議論に重点を置く場として設計されています。
もっとも、実際の影響や評価はCES 2026開催後に明らかになるため、現時点では
「CES 2026で注目される新プログラムの一つ」と捉えるのが適切です。
まとめ
CES Foundryは、CES 2026において新設される、AIと量子技術に特化した専門プログラムです。
- 2026年1月7〜8日開催
- 会場はFontainebleau Las Vegas
- AI・量子を中心テーマに設定
- 議論・デモ・ネットワーキングを一体化
CESが次のフェーズへ進むことを示す象徴的な試みとして、今後の動向が注目されます。
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