スタートアップイベントに有意義に参加するための3つのコツを教えます。

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イベント参加の目的を明確にする

スタートアップイベントに有意義に参加するためのちょっとしたコツを書きたいと思います。シリコンバレーなど世界ではたくさんのイベントがありますが、どんなイベントに参加していけば良いのでしょうか?CES@Las Vegas、MWC@Barcelona、Money20/20@Las Vegas、Collision@Toronto、Web Summit@Lisbonなどなど、挙げ出したらキリがありませんが、自身の目的にあっているのであればどんなイベントでもOKだと思います。では、イベントに参加する目的とは何でしょうか?多くの方が「情報収集」だと思いますが、これだけだと本当に勿体無いです。駐在員の多くの方々は日本への報告義務もあってか、とにかく現場の写真をたくさんとって、レポートを書くことに忙しい人がたくさんいます。イベントの情報はその後ネットメディアに出ることが多いのに、、、、これだけだと本当にもったいないですよね。

私がおすすめするイベント参加の目的は「人脈開拓」です。新しい情報を収集することはもちろん大切なことですが、情報には鮮度があって、その後の情報を継続的にアップデートしていく必要があります。ですので、得られる情報ソース(人脈)をきちんと作っておいて、イベントが終わった後もいろんな活動に繋げていくことが重要です。

イベント会場でのちょっとしたTIPS

イベント会場で出会う人は一瞬です。そんな時に役立つちょっとしたTIPSをご紹介しましょう。

欧米では名刺交換はあまりされませんが、日本人の名前は欧米人には覚えられにくいので、とにかく相手に面会した履歴を残すためにも名刺を渡すことが役立ちます。ただ、日本での会議のように、名刺入れを鞄やポケットから取り出し、名刺を1枚ずつだして、お辞儀しながら交換するようではとても間に合いません。細かいTIPSですが、名刺は胸ポケットに忍ばせておいて、出会った瞬間にいつでも取り出せるようにしておくことが大切です。出展ブースでも、前の人の話が長くて直接話せそうにない場合でも、胸からサッと名刺を取り出して、「あとで話そう」とスマートに名刺交換をしていきます。当たり前のようなことをスマートにできることが重要なんですよね。

ただ、欧米人は名刺をもっていないことが多く、先方の連絡先を入手することが難しいのも実情です。そんな時はLinkedinです。欧米人にとって名刺交換をするのと同じ意味を持つのがLinkedinでの繋がりです。ここでもスマートにLinkedinの繋がりを広げていく必要がありますが、出会ったその場で相手の名前を聞いて(ほぼ聞き取れないw)、Linkedinでその人を検索する余裕はありません。そこで、LINEなどでよく行われるQRコードを使った情報交換を行います。

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ですが、この画面をさらっと出せる人が少ないんですよね。この画面を出すには、まずは「Search(検索)」窓をクリック。

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そして右側にあるQRコードのマークをクリックします。

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すると、自分のプロフィール画面が出てきますので、相手にこのQRコードを読み込んでもらいます。相手に読み込んでもらう時は、自分のプロフィール画面の「Scan」のタブをクリックするとカメラが起動するので、簡単に読み取ってもらえます。本当にちょっとしたコツですが、とても大事なアクションです。

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遊びの時間から本当の情報収集が始まる

最後に本当に役立つ情報収集の方法をご紹介しましょう。それはやはり飲みニケーションです。展示会場やミーティングでの面会で情報を得ることはもちろんですが、やはり本当の(裏)情報というのはイベントが終わってから得られることが多く、夜に行われるネットワーキングイベントが本番です。どんなイベントでも、出展している企業が街中でアフターパーティーを行なっています。もちろん誰かの紹介が必要なものもありますが、日中に知り合った人などから気軽に誘ってもらえるので、アフターパーティーを探すことも日中の重要な仕事になります。

駐在員や日本から来た方は、夕方5時ぐらいが日本の朝9時だったりするので、日本とのミーティングや、イベントのレポート作成(速報)に時間を使ってしまって、このアフターパーティーに参加しない人が多いんですよね。ですが、このお酒が入ってからの時間が本当の情報を得られる瞬間です。場合によっては、深夜に行われるパーティーが一番の情報源になります。日本の感覚だと「あいつから朝まで楽しく遊びやがって」と思いがちですが、こういう時間に本当に大切な人間関係や裏情報が得られるんですよね。もしかしたら、昼のイベントの(高額な)チケットは不要で、アフターパーティーだけでも十分な情報を得られることがあるぐらいです。騙されたとおもって、遊びの時間/アフターパーティーで本当の人脈/情報を得ることにチャレンジしてみてください。

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