2017年1月にカトリックの洗礼式(Baptism)に参加する機会に恵まれた。
私が通っていた歯医者さんで、以前歯科衛生士をしていたGさんが娘のAちゃん(0歳児)の洗礼式に私たち夫婦を招待してくれたのであった。
Gさんはフィリピン系アメリカ人。とてもフレンドリーで、私が歯医者に行く度によく話した。Aちゃんを出産後は勤務先の歯医者を退職していたのだが、ある日電話がかかってきて「娘のバプティズム(洗礼式)を行うので、招待状を郵送したい。ぜひ参加してほしい」と言われた。キリスト教徒ではない私は、40数年の人生の中でバプティズムに立ち会ったことは一度もない。喜んで参加する旨を伝え、我が家の住所を知らせると、ほどなくAちゃんの写真付きの素敵な招待状が届いた。
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当日はどんな形でバプティズム(洗礼式)が進行するのか全然わからぬまま、会場の教会へ入った。Gさんのファミリーや親戚、友人たちに混じって、私たち夫婦も席に着き、洗礼式が始まった。
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神父様がお言葉を述べ、父親に抱かれたAちゃんが神父様の前へと進み、神父様がAちゃんの頭に水を掛けた(→洗礼)まだ0歳児の赤ちゃんなので、びっくりして泣かないかと私の方が心配になったが、Aちゃんは表情を変えぬまま、おとなしく父親に抱かれていた。無事に洗礼を受けたAちゃんはカトリック信者となり、引き続き神父様がお言葉を述べられた。
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式の最後の方で、周りの人々が神父様の言葉を聞いて、神父様の前に歩み出て列を作り始めた。英語がよく聞き取れなかった私は、とりあえず皆に合わせて並んだ。何が行われるのかとやや挙動不審気味に前を伺うと、神父様が一人ずつ参列者に言葉を述べ、参列者の口に何か食べ物らしき物を入れている。ふと振り返ると、全員が列に並んでいるわけではなさそうであった。えっ、何だろう?よくわからないけどもう並んでしまったし、途中でやめると目立ちそうだからこのまま進んでしまえー!と妙な度胸を見せて神父様の前へ。何かありがたきお言葉(→ちゃんと理解してない)の後、口を開けるように言われて、言われたとおりにあんぐりと口を開けると、神父様が私の舌の上に薄いおせんべいのようなものを載せてくれた。
後から調べてわかったことだが、これは「ホスチア」とか「聖体」と呼ばれるもので、キリストの聖なる体を表している食べ物であり、本来はキリスト教信者がいただく物であった。
ご、ごめんなさい。。。キリスト教徒でないのにありがたく頂いてしまった私。どおりで並んでない人もいるわけでした。無知って怖いですね。
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