初めてのカイザーパーマネンテ

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2023年4月6日、私の右眼の白目部分に突然ほくろのようなものが出現した。最初見た時は、ずいぶん大きなゴミが入ってるなーと思い、軽く指で触れてゴミを取り出そうとしたのだが、あれっ、取れない・・・何でだろうと思ったら、白目に黒い点が出来ていたのであった。

目の中にほくろって一体何?と思い、ネット検索して見ると、「メラニン色素の沈着。遺伝、紫外線、加齢が原因として考えられる」とあった。紫外線と加齢というのはかなり説得力がある。特に痛み等がない場合は放っておいても大丈夫そうだったのだが、念のため、主治医にメール相談をすることにした。(メール相談は月々の保険料に含まれている)

主治医といっても、昨年10月に医療保険をカイザーパーマネンテに変えたばかりで、まだ実際に会ったことのない先生である。主治医はカイザーのドクターリストの中から自分で選んだインド系の女性の先生。

とりあえず、突然ほくろが出来た経緯を報告し、受診する必要があるかどうかを尋ねて、白目部分の写真を添付してドクターにメールを送信した。

メール相談の場合は約2日で返事が来るとされていたが、4月7日にメールを出して、実際にドクターから返信があったのは4月26日(!)であった。その間にほくろの周りに充血が現れ、白目の半分が赤くなる症状に見舞われた。痛みはないが、気になるので市販の目薬を挿して対処した。

緊急事態であれば、病院に電話をして確認したと思うが、特に痛みもなかったので、ずるずると病院への問い合わせを引き延ばしていた頃にドクターからの返信があったのだった。

メールで「目の症状はどうか?」と尋ねられたので、目の周りの充血が2週間以上続いていることを伝え、充血した目の写真を添付すると、今度は数日のうちに返信があり、オフィスに来るようにとのことであった。

予約はカイザーのアプリで自分でできるので、主治医の先生の予約が取れる日を見るとなんと5月16日以降であった。ずいぶん先だなー、その前に治っちゃうかもと思いつつ予約を入れると、その日(5月2日)の夕方にカイザーの受付から電話があり、「ドクターからの指示で5月4日の午前中にオフィスに来れるか?」と聞かれた。Yesと即答し、予約完了。先に自分でアプリ予約した日はキャンセルしてもらった。

受診日当日、予約時間が近づくと自分の携帯に病院からテキストが送られ、人を介することなくチェックインができた。病院の建物に入り、テキストで指示された待合場所で待っていると、看護師さんに名前を呼ばれ、血圧と体重のチェックが行われた。

事前にカイザーは通訳サービスがあり、当日看護師さんに通訳を使いたい旨を伝えればよいと聞いていたので、遠慮なくお願いすると、看護師さんがiPadのようなものがついた台をガラガラと診察室に運んできた。モニター上に表示された言語の中から”Japanese”を選ぶと、担当の通訳さんが登場。

日常会話ならともかく、医療用語となると英語ではうまく伝えられなかったり、理解できなかったりするので、これは大変ありがたいサービスであった。通訳さんのお蔭でスムーズにドクターとのコミュニケーションを図ることができた。

そして、アメリカ生活が40年になるという通訳のYさんとはドクターを待つ間にすっかりおしゃべりが弾み、彼女の生い立ちとなぜアメリカに住むことになったのかまで知ることとなった(笑)。目の症状以外は至って健康だったので、すっかり初めてのカイザー訪問を楽しんでしまい、自宅に戻ってから「あー、面白かった!!」と言ったら、夫に「どういうこと??」と聞き返される始末。。。

そして肝心の目のほうは、受診の結果、主治医の先生から眼科の先生を紹介され、ビデオ診察の後、やはり直接オフィスに来るようにと言われ、予約を入れていたのだが、なんと5月25日の朝、ふと鏡を見るとあったはずのホクロが跡形もなく消えていた!まるでマジック!やったー!!この時点で眼科の予約はキャンセルした。

後日、主治医の先生の診察を再び受けたところ、おそらくホクロだと思ったものは、毛細血管が出血してできた血豆だったのだろうとのことであった。どうやら心配いらないらしい。よかった。

<診察時に新しく習った英単語>
capillary : 毛細血管
blood blister : 血豆

ちなみにこの時の通訳さんはRさんという男性で、前回のようにモニターではなく、電話を介しての通訳でした。

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