Back To School Night

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先週は高校生の息子(11th grader)が通う学校のBack To School Nightに参加してきた。Back To School Nightというのは小、中、高校で毎年新学期が始まると子供の担任の先生が保護者向けに授業内容の説明をする機会である。親にとっては子供の担任の先生の顔を見ることができ、子供がどんなことを学んでいるのかを簡単に知ることができるので、参加は任意ではあるものの、相当数の保護者が参加する。息子が高校に入学してからの2年間はコロナでオンライン開催だったのだが、ようやく実際に学校で開催されることになったのだ。

Back To School NIGHTの言葉どおり、説明会は夜に行われる。これは日中は仕事をしている保護者が多いことを考慮しているからだ。確かに夜ならば夫婦揃って参加することも可能になるし、実際にそのようにしている家庭も多い。我が家の場合もできるだけ夫婦で参加するようにしているが、今年は夫に仕事が入っていたため、私だけ参加した。

ちなみにBack To School Nightの翌日はミニマムデー(Minimum Day)といって、授業は半日で終了して先生の労働時間の帳尻を合わせる。長時間労働がよく問題になっている日本の学校の先生とは異なり、アメリカの教師の労働時間の管理は徹底されているように思う。

説明会は19時から始まり、親は自分の子供の時間割の順番どおりに各教科の先生の教室を巡る。ホームルームがあって各教科の先生が教室にやってきてくれる日本の学校とは違い、アメリカでは中学校から日本の大学のように生徒が自分が履修している科目の先生の教室へ移動するのだ。各教室間の移動時間は約5分あるのだが、時間割の内容によっては教室間の距離がすごく離れていて、校内地図を見ながら早歩きをしないと目的の先生の教室に時間までにたどり着けないということも起こり得るので、「地図の読めない女」である私は結構必死になって教室を探した。(そして少し遅刻した)

先生は約10分という短い時間の中で、簡単な自己紹介並びに授業内容をプレゼンする。基本的に親は黙って聞いていることが多いのだが、中には「自分の子供について知っておいてほしいこと」を親に順番に発表させたり、用意されたポストイットに「自分の子供の素晴らしい点」を書いて、帰り際にホワイトボードの横の大きな模造紙に貼ってほしいとリクエストをした先生もいた。

こういう時、ネイティブスピーカーではない私は結構焦る。。。英語で何を言おうか考えている時はほとんど周りの皆さんが発表していることは頭に入ってこないし、限られた時間の中で気の利いたことを言ったり書いたりすることは未だに苦手だ。久しぶりにフル回転で頭を使い、なんとか乗り切ったのだが、私の英語もまだまだだなーと思うことは多い。

帰宅して、息子に思った以上に頭を使って大変だったことを伝え、ポストイットに書いた内容を聞いてもらったら、ぷっと吹き出し、「面白いじゃん!」との反応。やったー、少しは私の英語力も伸びているのかも!!

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