アメリカ(カリフォルニア州)での不要品の処分方法:私の体験と工夫

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アメリカで生活してはや10年以上。時の経過とともに家の中に不要品が溜まっていきます。

洋服やキッチン用品、家具など「まだ使えるけれど、もう自分では使わないもの」をどう処分するか――これは暮らしの中で意外と大きなテーマです。

今回は、私が実際に行っている不要品の処分方法をご紹介します。


1. まだきれいで使えるものは寄付へ


比較的きれいでまだ使える洋服やキッチン用品などは、まず UCP(United Cerebral Palsy)やPARCA など、障害を抱える子どもたちを支援する団体に寄付しています。

寄付の方法はとてもシンプル。
指定の日に段ボールや紙袋にまとめて玄関先に置いておけば、回収車が引き取りに来てくれるのです。

さらに私が主に利用しているUCPでは、一度ネットで回収依頼を予約すると、その後も「近日中に近くに回収に行きますが寄付品はありますか?」というテキストが届くので、寄付したい時にすぐ利用できるのも便利です。

ただ、ひとつ注意が必要なのは盗難。
実は先日、寄付用の品物を詰めた段ボールを家の前に出していたところ、誰かに持ち去られてしまいました。防犯カメラを確認したら、まさにその瞬間が映っていてとても悲しかったです。

引き取りに来たUCPのドライバーさんによると「寄付品と分かっているため、盗まれてしまうことがよくある」とのことでした。。。


2. 大きめの家具やかさばる物は「FREE(ご自由にお持ちください)」の張り紙


寄付では受け付けてもらえない大きめの家具や不用品、やや使用感があって寄付するには気が引けるものに関しては、家の前に「FREE」と書いた張り紙をして置いておきます。

日本でいう「ご自由にお持ちください」と同じスタイルです。

これが驚くほど効果的で、通りがかりの人が1〜2日以内にほとんど持って行ってくれます。誰かが必要として使ってくれるなら、捨てるよりずっと気持ちがいい方法です。


3. さすがに「FREE」に出せないものはリコロジーへ


使い古した家具やラグなど、人に差し上げるには忍びない不要品もあります。そういったものは、いつも利用しているゴミ回収会社 Recology(リコロジー) のサービスを使います。

年に2回、大型の不要品を無料で回収してくれるシステムがあり、サイトから予約可能。引き取ってくれる品目も一覧で確認できます。

実際に使用感の強いソファや大きなラグを出しましたが、とてもスムーズで助かりました。


おわりに


「寄付できるものは寄付へ」「使えそうな家具等はFREEへ」「さすがに無理なものはリコロジーへ」――不要品を処分するとき、私はこの3つを使い分けています。

自分はもう使わないけれど、それを誰かがまた使ってくれるというのは、とてもエコで気持ちのいいことだと思います。

できるだけ寄付やフリーでの循環を続けていき、最終的に必要な時だけリコロジーにお願いする、そんな形をこれからも心がけていきたいです。

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