Y Combinator 2022 Summerデモデイ

Y Combinator 2022 Summerデモデイ


2022年9月7日、8日、世界最大級のスタートアップアクセラレータであるY Combinator(YC)のデモデイが開催されました。2020年の冬以後、久しぶりのリアルイベントです。

今回のバッチ(プログラム)には世界中から19,000件の応募があり、240社のスタートアップが選ばれました。これまで通りリモートでも参加できるものでしたが、ベイエリアに移動できるチームはすべて移動するように勧められ、約30%のチームが3ヶ月のプログラム中にベイエリアに移動し、約23%のチームはYCに応募した時点ですでにベイエリアにいたようです。

今回の応募者の特徴は以下のとおりです。

  • 50%:複数回応募している
  • 43%アイデアだけで応募している
  • 36%YCの前に資金を調達している
  • 71%YC前に収益がゼロだった
  • 7%採択時に月5万ドル以上の売上があった

スタートアップの業種は100種類以上あり、プログラム期間中は業種により33のグループに分けられ、18名のグループパートナーや訪問者(ゲスト)から隔週でのオフィスアワーに事業の相談ができるようになっています。

業種別に割合は以下のとおりです。

YC 2022 Summer参加スタートアップの業種
  • 39%:B2B/Enterprise SaaS
  • 21%:Fintech
  • 13%:DevTools
  • 9% :Consumer
  • 9% :Healthcare
  • 3% :Proptech
  • 3% :Aerospace
  • 2% :Climate, Energy, or Sustainability
  • 1% :Education

国別にみるとアメリカが最も多く、インド、イギリスが続きます。日本からはシリアルアントレプレナー柴田 陽さん率いるテイラー株式会社が日本拠点の会社として15年ぶりに採択されました。

  • アメリカ:140社
  • インド:19社
  • イギリス:11社
  • イスラエル:8社
  • カナダ;6社
  • ドイツ:6社
  • メキシコ:6社
  • フランス:6社
  • ナイジェリア:5社

業務システムの開発基盤を提供するテイラー株式会社が、世界的なスタートアップ・アクセラレータ「Yコンビネーター」に日本拠点の会社として15年ぶりに採択
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000101637.html

人種の構成は以下のとおりで、創業者が女性である企業は15%、創業者のうち9%が女性でだったようです。

  • 13% Asian
  • 3% Black
  • 6% Hispanic or Latino
  • 5% Middle Eastern or North African
  • 8% Multiracial
  • 15% South Asian
  • 29% White

Y Combinatorは世界中から新しいアイデアをもったスタートアップが集結する場所で、新しいビジネスアイデアの宝庫です。どんなスタートアップが参加しているかは、こちらから確認できますので、気になる方は是非チェックしてみてください。

(出典)https://www.ycombinator.com/blog/meet-the-yc-summer-2022-batch