CES視察で「成果が出ない」日系企業に共通する30の失敗事例 ── なぜ“見に行っただけ”で終わってしまうのか?

CES視察で「成果が出ない」日系企業に共通する30の失敗事例 ── なぜ“見に行っただけ”で終わってしまうのか?


毎年1月、ラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジー展示会
CES

近年、日本企業の多くが

  • 出展ではなく
  • 「視察」「情報収集」「将来テーマ探索」

を目的にCESを訪れる ようになっています。

ところが、現地から戻った後によく聞くのが、次のような声です。

「かなり見て回ったはずなのに、結局何が重要だったのかわからない」
「社内報告が“感想レベル”で終わってしまった」
「来年にどう活かせばいいのか説明できない」

なぜ、CES視察はこれほど成果につながりにくいのでしょうか。

本記事では、CES視察を目的として現地を訪れた日系企業に起きがちな失敗事例30選 を整理し、その背景と回避の考え方をわかりやすく解説します。

CESかんたんガイドブック

なぜCES視察は失敗しやすいのか?

まず前提として理解しておくべきなのは、CESの規模と性質です。

  • 展示社数:4,500社以上
  • 分野:AI、モビリティ、ヘルスケア、エネルギー、半導体、UX など多岐
  • 来場者:世界中の企業、投資家、メディア、行政関係者

つまりCESは、
👉 「見れば理解できる展示会」ではありません。
👉 明確な“問い”を持たずに行くと、情報に圧倒されて終わる場所 です。


CES視察で起きる「よくある失敗事例」30選

① 事前準備・設計段階の失敗

  1. 視察の目的が曖昧なまま現地入りする
  2. 「とりあえず行って見てこい」という指示だけで派遣される
  3. 持ち帰るアウトプット(報告・示唆)が定義されていない
  4. 自社の課題や仮説を整理せずに回る
  5. CES全体の構造(ホール・分野・トレンド)を把握していない

② 会場内での行動ミス

  1. ブースを眺めるだけで終わってしまう
  2. 英語への不安から話しかけられない
  3. 意思決定者ではない担当者との会話だけで満足する
  4. デモの裏側や実装状況を深掘りしない
  5. 「すごい」「面白い」で終わり、自社視点で整理できない

③ 商談・ネットワーキングでの失敗

  1. 事前アポイントなしで何とかなると思っている
  2. LinkedInやメールでの事前接触をしていない
  3. 日本企業的な長い自己紹介で時間を使い切る
  4. 次のアクション(MTG・資料送付)を決めずに別れる
  5. 名刺交換後に、会話内容のメモを残していない

④ 情報整理・チーム連携の失敗

  1. 写真や動画を撮りすぎて整理できない
  2. 誰がどの分野を見たのか把握できていない
  3. 情報共有のフォーマットが存在しない
  4. 事実と個人の感想・考察が混在してしまう
  5. 帰国後、まとめ役の負担が一人に集中する

⑤ 日系企業特有の構造的な課題

  1. 現地で意思決定できる立場の人が同行していない
  2. 「本社確認」「日本に持ち帰って検討」で会話が止まる
  3. 相手企業のスピード感についていけない
  4. PoCやトライアルの話を避けてしまう
  5. 契約・法務の話になると一気に距離が生まれる

⑥ 帰国後に起きる“最悪の結末”

  1. 帰国後すぐ通常業務に埋もれてしまう
  2. フォローアップメールを送らない、または遅れる
  3. 現地での温度感が完全に冷める
  4. 社内報告が否定・懐疑から始まる
  5. 翌年も同じ失敗を繰り返す

本質的な問題は「現地」ではない

CES視察が失敗に終わる最大の原因は、
英語力や情報量の差ではありません。

  • 行く前に「何を見に行くか」が設計されていない
  • 帰国後に「どう使うか」が決まっていない

👉 失敗の9割は「事前」と「事後」で決まっています。


成果が出るCES視察に必要な視点とは

成果を出している企業に共通するのは、
次のような視点を事前に持っていることです。

  • CES全体をどう俯瞰するか
  • 自社として“何を見極めたいのか”
  • ブースで必ず確認すべきポイント
  • 会話の中で聞くべき質問
  • 帰国後、どう意思決定につなげるか

これらを現地で考え始めるのは遅すぎるのです。


CES視察の失敗を避けたい方へ

「CESかんたんガイドブック」という選択肢

こうした失敗を避けるために作られたのが、
CESかんたんガイドブック です。

このガイドブックは、

  • CES初心者から視察経験者まで対応
  • 「見る・考える・使う」を一気通貫で整理
  • 日系企業が実際につまずくポイントを前提に構成

という特徴を持っています。

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まとめ:CESは「行けば成果が出る」場所ではない

CESは、
❌ 行くだけでは意味がない
設計して行けば、圧倒的な差がつく

もし次回のCESで、

  • 視察を「社内で評価される成果」に変えたい
  • 新規事業・連携のヒントを持ち帰りたい
  • 毎年のCES参加を“知見資産”にしたい

そう考えているなら、
事前に“地図”を持つことが最短ルートです。

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